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ハラウ・オ・ケクヒ公演レビュー

2010年06月16日

ハラウ・オ・ケクヒ公演のKaimanahilaレビューをお届け。

2010年6月6日 @日比谷公会堂
「スピリット・オブ・ハワイ」
<ハラウ・オ・ケクヒ ハワイの島々を巡るヒイアカの旅>

6月6日、日比谷公会堂で行われた 「ハラウ・オ・ケクヒ」の公演に行った。素晴らしいパフォーマンスで、激しく魂を揺さぶられた。
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(写真はすべて、キョードー東京からご提供いただきました)

一糸乱れずに、手を挙げる高さ、角度までもが全員同じというコンペティションのためのフラとは全く違うソウル・フラ。並び方も、モーションもぴたりとあってはいないのだが、気持ちと気迫が一つになることで生まれる一体感には、緊張感と凄みがあり鳥肌が立った。ハワイに数多くあるフラ・ハラウ(フラを教える場所)のなかで、もっとも厳格にハワイの伝統文化を継承し実践している「ハラウ・オ・ケクヒ」。フラ・カヒコ(古典フラ)において、彼女達は別格の存在だ。1971年から10年間は、メリーモナークフェスティバルに出場し、優勝もしていたが、1980年に入ってからはコンペティションにも出場していない。コンペのフラは彼女達のフラとは違うことが理由だという。1990年に「イーディス・カナカオレ財団」を起ち上げ、ハワイ文化の継承、教育そして世界への紹介に力を注いでいる。今回の公演もその一環である。
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今回は、ハワイの有名な神話である、火の女神ペレとその妹ヒイアカの話を題材に全編を圧倒的なフラ・カヒコとチャントで綴る、「ヒイアカ ワヒネ ポーアイモク」を披露してくれた。ハワイ語がわからない日本人にとって、理解が難しい部分はあるが、充分堪能できたのではないかと思う。内容がわからなくても、感動できるフラだったと思う。

ハラウ・オ・ケクヒ は現在、ナラニ・カナカオレを頂点に娘のケクヒとフイフイがクム・フラ(指導者)として活躍している。ナラニの母である、フラ・レジェンド、イーディス・カナカオレがハラウを設立したがそれ以前から彼女達のファミリーは代々フラを伝え、継承してきた。彼女達が今私たちに見せてくれる、カヒコは200年以上前にハワイで踊られていたフラやチャントそのものであり、レパートリーによっては300年以上前のチャントやフラもあるという。彼女達のフラを見て、まず、その力強さと迫力に驚かされる。まだハワイに文字のなかった時代、ハワイの人達はこのようにして踊り、歴史や物語を伝えていったのだと思うと感動を覚える。そして、神や動物が乗り移ったかのような、踊りと声に驚かされる。今まで私達が見ていたカヒコとは違うフラがここにはあった。
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今年で3回目の日本公演だが、来年も是非来てもらいたい。そして、フラを愛する人達にもっと見てもらいたい。