美しいハワイの花
2010年03月31日
美しいハワイの花
桜前線が通過中の日本では、各地でお花見をする人たちの賑やかな様子がニュースで見られますね。ハワイ在住が20年近くもなると、この桜の花が満開の景色に一番心惹かれてしまいます。
中でもソメイヨシノの美しさは日本の春の代名詞。米本土に住んでいれば、この種類を見ることもできますが、花に溢れたハワイでも、さすがにこれだけは叶わぬこと。オアフ島のワヒアワやハワイ島のワイメアといった多少気温の低くなる土地に、桜の木があるはあるのですが、日本で言うところの緋寒桜の種類で、花の色が少し濃い目のピンク色。あのほのかな桜色には程遠く、少し情緒に欠けてしまいます。
それでも桜の美しさを愛でる気持ちはどこでも同じで、特に日系1世や2世の方々にとっては、ことのほか思い入れがあったのでしょう。大事に樹を育て、桜祭りなどを催して、「ハワイの桜」を守ってきました。そんな桜を見に行くことで、日系人のルーツや移民の歴史などに思いを馳せてみるというのも、観光だけではないハワイの奥深さを知る良い機会になると思います。
残念ながら今年はもう終わってしまったハワイ桜のお花見は、ちょっと早くて1月末から2月が見頃。ですが、これからハワイにいらっしゃる方にも違うお花で楽しんでいただくことができるので、いくつかご紹介しましょう。裸(もしくはほんの少しの葉だけ)の木に花が咲くというところは桜と同じです。
まずは一番最初に咲き始めるのがゴールデンツリーです。裸の木にいきなり鮮やかな黄色の花を一杯に咲かせるので、緑のコオラウ山を背景にアクセントとなり、遠くからでも目立ちます。近くで見ても圧巻で、花が散る頃になると、大きな木の下には黄色い絨毯を敷いたようになります。たまに1本の木なのに、全部の枝に花がつかず、木の半分だけ咲いているという状態の時もあり、とてもユニークです。
次は色の綺麗なジャカランダ。ラヴェンダー色の花をつけるこの木は、オアフ島にはあまり数がありませんが、何気ないところでさりげなく美しい花を咲かせている姿を見つけると、とても嬉しくなります。以前ハワイ島やマウイ島をドライブしていて、満開のジャカランダの木がたくさん並んでいるところを通り過ぎた時は、まさに”桃源郷”といった趣でした。
”ホノルル市の木”にもなっているレインボー・シャワー・ツリー。これから5月のゴールデン・ウィーク、そして6月頃まで楽しむことができるこの花は、まるでシャーベットのような色合いが可愛くて、満開の頃にキング通りを車で走りながらこの街路樹を眺めていると、十分にお花見気分を味わうことができます。レインボー色は自然交雑種で、その元となったピンク&ホワイト種の木に淡いピンク色の花が咲いている様子は、私にとって”これぞハワイの桜”なのではと思えます。
ハイビスカスやプルメリアも良いけれど、たまにはちょっと目線を変えて、他の美しいハワイの花にも目を向けてみると楽しいですよ。
by Sylvie



