オータサン LIVE Review
2010年04月19日
「オータサン」 2010年4月11日 ヤクルトホール
"Ohta-san Concert Tour 2010 with Christian Fabian"
”ウクレレの神様”と呼ばれ、日本で最も有名なウクレレ奏者オータサン。
本名はハーブ・オオタだが、世界どこでもオータサンで知られている。
30年近くほぼ毎年来日しているが、ツアーとしては2年ぶり。
今回はニューヨーク・ジャズ・シーンのトップ・アーティスト、クリスチャン・ファビアンとの共演。クリスチャン・ファビアンはライオネル・ハンプトン・オーケストラのベーシストとして知られている。
オープニングはオータサンが一人で登場。椅子に座り、譜面台とハンドマイクそしてマーティンのウクレレ。いつものスタイルで登場。ウクレレが昨年、日本で使っていた、ペイントされた黒のマーティンから、通常の塗装のマーティンに変わっていた。まずは一人で、8曲を演奏。
"きみの友だち"、"星に願いを"など、ジャズ、ポップスを軽妙なMCと共に淡々と弾いていくが、3曲目あたりからは完全な”オータサン・ワールド”。
途中で譜面代が高すぎて、お客さんから演奏する手許が見えないことに気づき、低くしてくれるなど、心憎いサービス。
その後、クリスチャン・ファビアンが登場。マンハッタン・ジャズ・フェスティバルで9年前に共演して以来とは思えない、息の合った演奏を披露。ウクレレとベースの掛け合いは絶妙でまさに大人の世界。ハワイアンを演奏せず、「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」「クロース・トゥ・ユー」「デイ・トリッパー」などスタンダードを中心に15曲。
オータサンもこんなに演奏するのは初めてで、覚えられないと笑っていたが、ジャージーなウクレレの世界をたっぷりと楽しめたステージだった。このステージは、おいしいお酒と美女がとなりにいる場所で聴きたかった。
オータサン曰く、クリスチャン・ファビアンはジャズ仲間から、「ウクレレ弾きのおじいさんと日本に何しに行くんだ?」とからかわれたらしい。
(協力:トゥモローハウス)
文、写真:Kaimanahila



