L&L Hawaiian Barbecueが日本に上陸
6月7日、渋谷に黄色と赤の「L&L・ハワイアンバーべキュー」日本1号店がオープン。
場所は渋谷の宇田川町交番近くで、東急ハンズの並びと言う好立地。
1Fはオーダーカウンターとカウンター席、2F、3Fに約70席のイートインスペースが設けられている。「L&L・ハワイアンバーべキュー」はハワイのあちらこちらで見ることが出来るプレートランチ屋さん。1976年にホノルルでオープンした1号店を皮切りに「L&L・ハワイアンバーべキュー」はハワイのローカルに愛され店舗を増やしていった。現在はハワイに約50店舗、全米では約200店舗のフランチャ イズ加盟店を持つ人気ブランドに成長した。そして、満を持しての日本進出!
株式会社 L&L Japan 代表取締役 森 亮介氏にお話を伺った。
森氏と「L&L・ハワイアンバーべキュー」の運命的な出会い、プレートランチに託す熱い思いなど興味ある話をお読みください。
【L&L Hawaiian Barbecue】
1976年にJohnson Kam と Eddie Flores, Jr.が、ホノルルのリリハ・ストリートに”L&L Drive-Inn”をオープンしたのが「L&L Hawaiian Barbecue」の始まり。1988年にフランチャイズ展開をハワイで開始しプレートランチ販売の基礎を作り上げていった。1999年にはハワイからカリフォルニアに進出をする。その際に、ハワイから来た店であることをわかってもらうために
「L&L Hawaiian Barbecue」の名前を使うようになった。その後わずか10年で西海岸を中心に200店舗にまで、その数を増やしていった。彼らはトラディショナル・ハワイアン・プレートランチと呼ばれるスタイルを守り続けている。それは、アイスクリーム用スクープでライスを2スクープ、マカロニサラダを1スクープお皿に盛り、空いたスペースに主に照り焼き、BBQ、チキンカツなどの肉類のおかずをたっぷりと盛りつける。1つの容器に全てが入っているのがトラディショナル・ハワイアン・プレートランチ。手軽さ、ボリューム、味のハーモニーとランチの要素がそこには全て集約されている。もちろん、ロコモコ、スパム、サイミン(日本ではまだメニューに載っていないが)などのハワイローカルフードから最近のニーズにあったヘルシーメニューまで用意されていて、ハワイでは多くのロコに愛されている。
全米の外食産業べスト100社に社名が掲載され、ハワイでも多くの賞を受賞している。急成長を遂げているハワイ発の外食産業だ。株式会社L&L Japan は、100% L&L Hawaiian Barbecue 社のフランチャイジーとして、日本における市場開発をおこなっていく。
ーオープンおめでとうございます。早速食べさせていただきましたが、ハワイの味そのままでとてもうれしくなりました。早速質問ですが、「L&L Hawaiian Barbecue(L&L)」を日本でOPENしようと思ったきっかけを教えてください?
森:ありがとうございます。そういってもらえるとうれしいです。1976年にL&Lはハワイで始まっているのですが、私は偶然にも1976年、アメリカに留学しました。最初ミネソタに行きまして、79年にハワイの大学に行くようになりました。私のプレートランチの初体験はその時のハワイ
”ジッピーズ”でした。”ジッピーズ”で、プレートランチというモノがあることを始めて知りハンバーガーやBBQをほとんど毎日の様に食べていました。その時に、すでにプレートランチというスタイルをいつか日本に紹介したいと思っていました。しかし、その後ずっときっかけを探していましたが、ほかの事業が忙しかったこともありチャンスがなかったのです。でも、プレートランチは気になっていて20年ほど前に日本で商標登録を申請してみようと思って登録したら取得できたんです。そんなこともあって、ずっとやりたいとは思いはありました。しかし、時代とか経済状態とか様々な要素で踏み切れませんでした。それは、L&Lを念頭に置いての考えではまったくありませんでした。ハッキリ言って、私がハワイにいたときにはL&Lのことを知りませんでしたから。私にとってのプレートランチはずっと、”ジッピーズ”でした(笑)。
ーその後L&Lを知るようになるのですか?
森:そうですね、プレートランチで勝負してみようと決断したのは7年前になります。それは、L&Lのスチュアート・カヴァリオ氏との出会いがきっかけとなりました。その時がL&Lとの出会いです。 それもハワイではなく、ソルトレイクシティーで偶然出逢いました。あるビジネスのコンベンションで偶然知り合ったのですが、プレートランチの話で、意気投合しまして「L&Lがおまえにピッタリだ」と教えてくれました。それまで、L&Lについてはほとんど知りませんでした。プレートランチはジッピーズだと思ってましたからね(笑)。
そこから、L&Lとビジネスの話をするようになりました。しかし、その当時、日本の権利を持っていらっしゃる人がいまして、交渉をしたのですが上手くいかなくて一度断念しました。その後一年ほどしてL&Lから直接連絡があり、社長のエディー・フローレス(Eddie Flores, Jr.)にも会うことが出来ました。とても、雰囲気の良い人だったんです。エディーは今年からホノルル警察の役職も兼ねている人でハワイでも人望のある人です【*注釈:ホノルル警察を市民が見守る有識者委員会(Honolulu Police Commission)の7人のメンバーの1人に選ばれています。ボランティアとしての活動で名誉ある役職だそうです】。
エディーが私のことを気にいってくれて、もちろん私も気にいったのですが、L&Lと直接交渉が出来るようになり、本腰を入れて取り組もうと思ったんです。
ーそれから、時間がかかりましたが何かあったのですか?
森:そうなんです、やるぞと思った、その矢先にご存じの”リーマンショック”が来てしまい、私も本業にかかりっきりになってしまいました。私は最初に渋谷で店を始めたかったのですが、リーマンショック以前は渋谷には良い空き店舗がなかったという状況もありました。その様な状況で計画は頓挫していまして、もう駄目かなと思ったときもあったのですが、今年の3月になって、急によい店舗があると不動産屋から連絡があったのです。非常に悩みましたが、これも何かの運命だと思いましたし、その物件をよく見たら、コストを抑えて開店出来そうな店舗だったので、計画を再スタートさせることにしました。
ーそこから、3ヶ月での開店は大変だったのではないですか?
森:そうですね、大変でした。余計なコストはかけれませんが、出来るだけ、良いものを提供したいと思いましたので、食材の調達などには最大限の努力をしました。
L&Lの方針として、食材は現地で仕入れることになっています。BBQソースやグレービーソースも日本で作っていますが、実はハワイでソースを作っているのは日本企業の現地法人でして、私たちはその親会社にお願いすることが出来たので、ハワイと同じソースを作ってもらうことが可能になりました。 もちろん、現在の状況が完成などとは思っていません、これからどんどん改良して進化させていくつもりです。改良の余地もたくさんありますので(笑)
ーソースの味も同じと言うことは、基本的にハワイの味と同じと言うことですか?
森:そうですね!ハワイなどでL&Lの味を知っていらっしゃる方は同じ味だと言って喜んでいただいています。
ーリーマンショックの間、計画がストップしている時、L&L本部は待っていてくれたということなんですか?
森:そうですね、そこは、お互いの信頼関係が出来ていたからかもしれません。彼らに感謝しています。 ハワイサイドも日本は重要な地域だと考えていたようで、良い場所で始めて欲しいから 焦らないでやれと言ってくれていました。
ーハワイブームといって良いのでしょうが、ハワイ関係のお店は増えていますが、その追い風は感じていますか?
森:それは感じていますね。あまり意識せずに始めてしまったのですがこの周辺にもハワイ関連のお店が数軒ありますし、フラ教室も近くにあります。その環境は良い効果を生み出しています。
ー経営者として、L&Lがいけるだろうと思った判断材料は?
森:30年前にプレートランチに出逢い、これを日本に紹介したいと思った気持ちそのままですね。 プレートランチは日本の米食文化をアメリカに伝えたと思っています。 実は、私の祖父母はアメリカンドリームを求めて大正時代にアメリカに移住しました。私の母もアメリカで生まれていまして、日系移民として、太平洋戦争の時、財産を没収され、収容所に入れられたという経験もしています。そういう人達が持ち込んだであろうお米の文化、醤油の味、いろいろなおかず、それが日本風洋食、プレートランチのルーツではないかと考えています。 そういう歴史的背景を持っていますので、日本の方達に受け入れられることは間違いがないと自信は持っています。
ー森さんにとってはビジネスとしてだけでなく、ルーツと言いますか、自らが伝えなくてはいけないモノだったのですね。そう考えると、L&Lとの出会いもある種の運命を感じますね。
森:そうですね、L&Lと出逢わなかったら他のプレ−トランチやさんと交渉していました(笑)。
ー具体的に、ハワイの味をそのまま持ってくるのにどの様なことをされましたか?
森:L&Lの味を作っているのはレイモンドという中国系の優秀なスタッフなのですが、オープニング前から来てもらって3週間トレーニングをしてもらいました。全てのメニューは、ハワイのメニューと同じモノです。ロコモコもハワイと同じ味のグレービーソースで食べていただけます。
いずれは、日本のオリジナルメニューもと考えていますが現在はハワイの味をそのままお出ししています。まずは、オリジナルの味をしっかり知っていただきたいと思っています。ヘルシアという玄米ご飯のシリーズもありますが、女性の方にはとても喜ばれています。現在、カルア・ピッグ、
L&Lでは、カルア・ポークと呼んでいますが、このメニューが導入できていません。手間がかかるメニューなのでもう暫く経ってからメニューに入れたいと考えています。「カルア・ポークはないのですか?」と聞かれることも多いので…
ー少し、失礼な質問になりますが、非常に値段が下がっている昨今のランチ事情から考えると、若干、値段が高いのではないかと思うのですが、そのあたりはどの様に考えていらっしゃいますか?
森:確かに少し高いと考えています。 立ち上げは、ハワイの値段にある程度会わせて設定しました。今後は企業努力によって、仕入れのコストダウンなども進めていき、味と値段どちらも日本のお客様に納得していただける状況にしていこうと考えています。現在、ランチタイムの時間を広げて、ドリンクのサービスを行ったりしていますが、まだまだこれからやるべきことは多いと思っています。L&Lを好きだと言って訪れてくださるくださる皆様には大変申し訳なく思っていますが、今後努力をして全ての面で、ご期待に応えたいと考えています。最大のこだわりとして、味と品質は絶対に落としたくありません。そして、サービスは向上させていかなければなりません。
そのなかで、無駄を省き努力を重ねていけば近いうちに10%のプライスダウンは可能だと考えています。
ー私の個人的感想なのですが、最近増えているハワイからのお店は、あまりにもハワイを意識しすぎていて、逆に居心地が悪いと感じるところがあります。ハワイのL&Lのユルサ感を再現していただけると有り難いのですが(笑)
森:なるほど(笑) まだスタッフも不慣れなので、これからだと思いますが来ていただく皆さんに心地よい場所を作り上げたいと思っています。
ー今後の予定はどの様に考えていますか?
渋谷を成功させて、2号店、3号店と進めていきたいと思っています。 もう一店舗 都内にオープンしたあとに、湘南、千葉の海沿いに店を出したいですね。 計画としては、3年間で5店舗を目指しています。その後はフランチャイズ化できればと考えているところです。やはり、海沿いにオープンしないとL&Lを始めた意味がないのではと思っています。
ーお奨めなど、お客様へのメッセージをお願いいたします。
森:もちろんプレートランチはどれもお奨めですが、パイナップルバーガーが個人的にはとても気にいっています。私たちが想像した以上に好評で驚いています。パイナップルバーガーは、お奨めです。 そして、ロコモコは一度食べていただきたいですね。これは、ハワイのそのままの味ですので ロコモコ初心者の方には特にお奨めします。ロコモコはハンバーグとグレービーソース、玉子の黄身が融合したおいしさですが、L&Lならば満足していただけると思います。
L&Lにぜひ一度遊びに来てください。スタッフ一同心からお待ちしております。
ーオープン直後の忙しい時間にありがとうございました。今後の発展を楽しみにしています。
2010年7月(聞き手・写真 Kaimanahila)
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L&L・ハワイアンバーべキュー・渋谷店
東京都渋谷区宇多川町12-12
営業時間 10:00-23:00
定休日 年中無休
電話番号 03-3463-0141
席数 75席
http://platelunch.co.jp/

