8月12日にイイノ・ホールでおこなわれた「ハワイイへの誘い」
「Na Hoa /ナ・ホア」と
2013年のメリー・モナーク“ミス・アロハ・フラ
”マナラニ・イングリッシュ”が登場!
素晴らしかった!
煽っていながら…
本題に行く前に…
7月〜8月の最初にかけて、僕が聞いた、見たハワイイからのアーティストは
マーク・ヤマナカ、シスター・ロビ、ウルヴェヒ・ゲレロ、クアナ・トレス、
ケハウ・タムレ、カマカ・フェルナンデス、カワイカプ・ヒューエット、
ネイサン・アヴェアウ、ハーブ・オータ・Jr、カラパナ、
チノ・モンテロ、ナ・ホア、ハパ、などなど驚きの数
このあともナ・レオなど大物の来日が控えている
僕が見ていない聞いていないアーティストも数多く来ているわけで
ハワイの人たちが「日本にいる方が友達に会える」というのが
良くわかる状況になっている
数多く来日しているミュージシャンの中でも
特筆すべきライヴを見せてくれたのが
冒頭で書いた「Na Hoa |ナ・ホア」
2013年のナ・ホク・ハノハノ・アウォードで
新人賞を含む4冠を受賞した
いま最も勢いのあるバンドだ
これが2013年のトラディショナル・ソング
Keoni Souza、Ikaika Blackburn、Halehaku Seabury-Akakaの3人が
正統派のトラディショナルを演奏する
年齢は全員がほぼ30才
グループとしては昨年デビューだが、それぞれの音楽歴は長い
19才の頃ハワイ大学で知り合ったと言っていた三人
イカイカのウクレレを中心にケオニのベース、ハレハクのギターが
気持ちよく絡み演奏でもハーモニーを奏でる
歌も三人がしっかりファルセットから低音域までこなし
声色と音域の絶妙な違いがハーモニーの美しさを際立たせている
ユニゾンの中に少しずつ複雑なコーラスを混ぜる塩梅が心地よい
そして一緒に登場したダンサーは
2013年のメリー・モナーク“ミス・アロハ・フラ
”マナラニ・ミリ・ホコアナ・イングリッシュ”
濃厚な全25曲と究極のフラ
ハワイイで最も旬な若手ミュージシャンとダンサーの組み合わせは鳥肌モノだった
フラを交えながら約25曲を演奏
怪我の功名というか
主催者の方には気の毒だったのだが
お盆に数多くの’イベントなど時期が悪く
日本のハーラウやダンサーを募集したが集まらなかったらしい
そのおかげで、濃厚なライヴを見ることが出来た
ナ・ホアはフラがはいらないと
速いテンポのトラディショナル・ソングを好んで演奏
その疾走感、グルーブは
ハワイアン・ソングの新しい可能性、魅力を感じさせてくれた
ウクレレがリードでギターのバッキング、そこに軽快なベースが絡む
トラディショナル・スタイルの王道を行く
そして美しく軽快な三声のコーラス
これこそがハワイアン・ミュージックの醍醐味
久々に良いライヴを聞いたと得心した
鳥肌モノだったニュージェネレーションの競演
そして、素晴らしいフラを披露してくれた
2013ミス・アロハ・フラ ”マナラニ・イングリッシュ”にも触れておく
マウイ島の“ナプア・グレッグ&カフル・マルオ“に師事しているマナラニ
現在はハワイ大学に通い放射線技師になるための勉強中
オアフ島での勉強、マウイ島でのフラを
両立させるのは大変だとステージ上でも話してくれた
二年前“ミス・アロハ・フラ”に挑戦したが3ポイント差で二位
しかし、その雪辱を今年果たした
小柄で可愛いが図抜けたスタイルの持ち主ではない
しかし、動きの中での緩急、豊かな感情表現が素晴らしく
スケールの大きなフラを踊る
優雅な動きの中にもしっかりした体幹で軸がぶれない
それが凛々しく、切れの良い表現となり、若々しさも加わり心地よい
これが、現在、世界最高のフラ
美しく、優雅で、時に力強く、スピード感がある
美しく、気品のあるフラは素晴らしい
カニカピラ・スタイルの選曲の中で
おなじみの”イ・アリ・イ・ノ・オエ”で
ミス・アロハ・フラがステージで踊るという
レアな場面にも出くわし楽しかった
ニュー・ジェネレーションが聞かせ、見せてくれた歌と踊りは
ハワイイのアーティスト達が持つポテンシャルの高さを示してくれた
そして、ナ・ホアからはナー・パラパライの後継者の匂いを感じることが出来た
ここで一つお詫びを…こんな長文を書きながら当日の写真が手に入らなかった…
9月にナー・ヒヴァヒヴァで再び来日するのでそのときはたっぷり写真をご覧に入れたいと思う