1979年にリリースされた
ランディー・パーカー|Randy Parakerのファースト・アルバム
「The Gingers are Blooming」が初CD化された
美しいアイランド・メロウ・フォークは心に響く!
強くお奨め!
ランディー・パーカー|Randy Parkerのファースト・アルバム
タイトルにはTim Fordの名前もクレジットされているが
当時、一緒にライヴ活動をしていたようだが、このアルバムでの役割はそれほど大きくないようだ
プロデューサーには、ビル・ムラタがクレジットされている
すでに、CDになっていたと思っていたが、今回が初めて
印象的なジャケットは、アナログ盤そのままで
ライナーや歌詞カードもついていない
シンガー・ソング・ライター(SSW)で
スラック・キー・ギターを演奏するランディー
子供の頃にウクレレを弾き、10歳でギターを学び始め
16歳で曲作りを始めた
1969年には、ハワイイで有名なパンメーカー「Love’s Bread」のCMソングに
曲が使われ、プロへの道を進み始める
いったんハワイイを離れるが、86年にビッグアイランドに戻り
音楽活動を続けた
そこで、Tim Fordと出会っている
今回リリースされたCDとオリジナルのアナログでは若干、曲順が変わっている
アナログでは、B面の頭に入っていた”PALAU”が1曲目になっている
アナログの1曲目”Jamaika Farewell”はハリー・ベラフォンテで有名な
「さらばジャマイカ」のカバー
これは、アイランド・スタイルですごく良いのだけれど、カバーの印象が強すぎるので
頭の曲は、オリジナルで人気のあった”PALAU”にしたのではと…思うのだが
M4.の”LAHAINA”は、ロギンズ&メッシーナのヒット曲
一番のお気に入りは、M7.の”SLOOP JOHN B.”
この曲は、バハマの民謡らしいが
ビーチ・ボーイズが「ペット・サウンズ」で演奏しているので有名
この曲を、美しいハーモニーとスラック・キー・ギターで聞かせてくれる
個人的には、M6.~ラストまでの流れがお気に入り
M8の”HAMAKUA”はハワイイのトラディショナル・テーストあふれる作品で
M10.の”I CAN’T HELP MYSELF”はAOR色が強くアメリカナイズされているが
とても気持ちが良い
どの曲も、イントロのギターが気持ちが良く
装飾の少ない、素朴だが、オシャレな作品に仕上がっている
ランディーの情報はネット上でも少ないのだが
Amazonなどを見ると、95年に4枚のアルバムがリリースされている
最新は2002年の『Back To Hawaii』
2013年には、ガンに侵されてしまったようで
ビッグ・アイランドの仲間達が、「ベネフィット・コンサート」を開催していた
その後の、情報がよくわからないのだが…
2015年のイベントに彼の名前があったので活動しているのではと思うが未確認
元気で、活動を続けてくれていればうれしい限りだ
CDでも、アナログでも強くお奨めしたい一枚!
デジタル・リ・マスター音源でのCD化
収録曲(*はオリジナル曲)
1. PALAU *
2. JAMAICA FAREWELL
3. THE GINGERS ARE BLOOMING *
4. LAHAINA
5. PORTUGUESE FOLK SONG
6. MY DRIFTING SOUL *
7. SLOOP JOHN B.
8. HAMAKUA*
9. HELLO SUNSHINE *
10. I CAN’T HELP MYSELF *
11. KISS OF THE MAUKA WIND*